オンラインで相談を受けている「結婚相談所ネオ」さんに、取材させて頂きました。
代表のまつひらさんに、インタビューを行いました。
経歴はハイキャリアの女性で、2020年11月に開業した新鋭の相談所です。
・一橋大学
・P&G
・リクルート
・20代開業カウンセラーへ
「客観的な状況整理や課題特定が得意」とのことので、婚活迷子…という状態の方は、頼もしい味方になってくれると感じました。
人と話をするのが好きと言うまつひらさんは、「結婚に関して漠然とした悩みがある方は、ぜひ一度私と話してみていただけたら」と言います。
結婚相談所内でのご成婚にこだわる訳ではないという、考え方のようです。
・結婚に関して何らかの悩みを抱えている
・マッチングアプリで出会えるが結婚できていない
・20代〜30代の男女で、結婚や将来について気軽に相談したい
・結婚したいが、出会いがなくもやもや一人で考え込んでいる
このような方は、まつひらさんへ相談してみてはいかがでしょうか?
また、「男女平等意識の高い方」が気軽に相談しやすい結婚相談所だと思います。
名称 | 結婚相談所 Neo(ネオ) |
---|---|
代表 | 松平理沙(まつひら りさ) |
連盟 | IBJ(日本結婚相談所連盟) |
住所 | 関東を中心に全国 ※基本的にオンライン対応のみ |
営業時間 | 平日 18:00~22:30 祝休日 10:00~22:30 |
公式サイトへ
ネオの名称由来は?
「Neo」名称の由来や、込められた想いをお教えください。
松平さん
「Neo」とは、「昔からあったものの、新しい形」という意味です。
結婚相談所は「古臭くて敷居が高いところ」というイメージが強いので、もっと気軽でポジティブなイメージにしていきたいという想いを込めています。
相談所を開業したきっかけ
どのようなきっかけで、結婚相談所を開業したのでしょうか?
私自身も、結婚について悩んでいた時期がありました。周囲にもそういった友人は多く、結婚に対する課題感を持っていました。
最初はやはり、相談所というと「最後の砦」というイメージがあり、婚活の選択肢として考えていなかったのですが、IBJの開業説明会を聞いて「良いサービスだな」と思いました。
松平さん
この良いサービスを色々な人に活用してもらいたいと思い、自分で開業することにいたしました。
開業当初の集客は?
開業当初は会員ゼロスタートだと思いますが、集客はどのように行ったのでしょうか?
ちょうど婚活を考えていた友人に、無料モニターをお願いしました。
松平さん
もちろん、全力でサポートさせていただくのですが、会員としての生の声をフィードバックいただきながら進められて、ありがたかったです。
2020年開業から約1年の感想
1年間運営の感想はいかがでしょうか?
また、相談所運営のやり甲斐は。どのような点だと感じていますでしょうか?
第三者の視点でみると、恋愛や結婚は本当に些細なことですれ違うのだな、と感じました。
会員様同士の関係性を構築する上で、私が間に入ったことが役立ったという場面が多くあったので、第三者が介入することは効果的だと思いました。
第三者の目からアドバイスをもらえるというのは、アプリではうまくいかなくても相談所ならうまくいくというポイントになっているだろうな、と思います。
やりがいとしては、もちろん成婚はありますが、それだけでなく、会員様が私と話すことで何らかの良い方向へ進んだ時にもやりがいを感じます。相談所で婚活をがんばってみたからこそ、相談所外で良いお相手に出会えたというケースも、嬉しく感じます。
松平さん
本気で婚活をしてみたからこそ、「本当は結婚したくなかったんだ」という事に気付いた、というケースもあります。それもひとつの前向きな結果だと思っています。
婚活を一度やってみることで、心のもやもやが晴れていく姿を見ると、やり甲斐を感じます。
強みや特徴について
他社と比較して、どのような強みがあるのでしょうか?
結婚観やジェンダー観は、世代によってかなり差があると思います。
少し上の世代はやはり、「男性が稼いで、女性が家事育児」という価値観をベースに考えている方が多いなと感じます。
相談所によっては上記のような価値観に基づき、女性に対して「もっと家庭的に」とアドバイスをすることがあるようです。
そういう考え方もありますが、今の時代、必ずしもそれが最善とは限らないと思います。
このような、一昔前の価値観でのアドバイスに対して抵抗感がある方が、私の価値観に共感してお問い合わせくださることも多いです。
・ジェンダーフリー
従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること
・フラット思考
「男性だから」「女性だから」ではなく、フラットなパートナーシップという考え方
この2つの考え方をベースにしている事が、弊社の特徴と言えます。
・男はこうあるべき
・女性はこういうもの
松平さん
男女差というよりも、個人差だと考えています。
性差を基にしたアドバイスは、必ずしも全員に当てはまる訳ではありません。
特に高学歴高収入な女性ほど「女性ってこうだよね」というステレオタイプとは異なる事が多いと感じています。
特にこの層の方は、結婚相談所から「女性らしさ」を押し付けられることに対して、息苦しさを感じることが多いのではないでしょうか。
私はその息苦しさを比較的、理解できると思っているので、そういった女性に向けたストレスの少ない婚活を提供できたらと思っています。
自社会員について
男女比率
・女性 70%
・男性 30%
女性が多くなっています。
年齢層
20代後半〜30代中盤 男女ともに同じ年齢層
成婚率
非公開にしています。
理由としては、成婚率に気を取られすぎると、IBJ内でのご成婚にこだわることになるからです。
婚活をして「結婚したくない」と気付くのも良いですし、相談所以外でお相手が見つかるのでも良いと思っています。
会員様に弊社を好きに利用してもらいたい、という気持ちが強いです。
成婚率にこだわりすぎず、結婚に関する悩みが解消される場として存在することにこだわりたいと思っています。
松平さん
成婚率を追わないことにしました。
印象に残っている成婚例
今までで印象に残っている成婚例を、お教えください。
・女性 32歳
ノリの良いバリキャリ女性
・男性 28歳
コミュニケーション力の高い男性
女性側がデートの行先を効率よく決め、当日は男性が大いに盛り上げるというような、補い合う良い関係を築いていました。
交際がとてもスムーズに進んだので、印象に残っています。
女性の方が収入が高いカップルでしたが、そこを気にすることはまったくなく「あれ、ぼくすごい人と出会ってしまった?」
と喜んでいたほどです。
年収の高い女性対して、男性がひいてしまうと言われこともあると思いますが、必ずしもそうではないという事例でもあります。
松平さん
個人的には、若い世代ほど世帯年収で考えていて、女性の年収が高いことに対して、抵抗のある男性は少ないと感じています。
料金プランについて
複数プラン設定の相談所が多い中、ワンプライスなのは、何かこだわりがあるのでしょうか?
(2021年10月時点)
項目 | 税込み |
---|---|
入会金 | 55,000円 |
月会費 | 11,000円 ×活動月数 |
成婚料 | 220,000円 |
松平さん
料金は公式サイトにて御確認ください。
→料金表ページへ
プラン毎の説明をする時間がもったいないと感じたため、シンプルで分かりやすいワンプランにしました。
お見合い気をつける点
交際率をアップするため、お見合いで気をつけるべき点は、何でしょうか?
お見合いでは自分から主体的に「楽しもう」「楽しませよう」と思うことが大事だと思います。
「今日はどんな相手が、私を楽しませてくれるのだろう」
という心持ちでお見合いすると、だいたい結果はつまらないものになると思います。
主体的に「こういう話をしたら楽しめそう」などの心構えが大事です。
お見合い当日、お会いしてみて「タイプではない人だな」と感じたとしても、その人から話を聞くことで何か得られものは絶対にあります。
また、常にそのような姿勢でお見合いに望んでいれば、相手の話がつまらないという相手視点ではなく、自分の振り返りができるようになるはずです。
受け身でいると、自分が良いと思ってもお相手から断られるなど、うまくかないことも多いです。
松平さん
その話をお相手とすれば良い、とアドバイスをしています。
お相手がどんな方でも、学ぶ部分や新しい発見はあると思います。そういう視点でお見合いを楽しむ/楽しませる気持ちでお見合いに望んでいただきたいと会員様に伝えています。
婚活の恋愛経験について
恋愛経験の有無は、成婚に影響しますでしょうか?
恋愛経験は無いよりも、あったほうが良いとは思います。現実的な異性の姿を知っていたほうが、理想と現実のギャップに苦しみづらいと思うからです。
(※一概には言えません)
ただ、それよりも大事なものがあります。
・素直さ
・本気度
松平さん
最終的には、自分の持っている魅力と相手に求める魅力が釣り合うかどうかです。
自分の魅力は高いけど、相手に求める魅力がそれ以上だと、苦戦します。
マッチングアプリについて
入会時にマッチングアプリ利用者は多いと思いますが、相談所活動に集中すべきでしょうか、それともアプリ併用もOKでしょうか?
併用してもOK派です。
ただし時間的余裕が確保できる場合に限ります。
あまり多くの方と複数同時進行しすぎると、大事なお相手との関係構築に時間が割けなくなってしまう可能性があります。
それだと、数多くアプローチしても、結局誰とも深い関係になれないため本末転倒です。
全部中途半端になるのは良くないので、選択と集中で人数を絞って、きちんと相手と向き合うほうが良いと思います。
また、アプリのお相手は結婚願望の温度感がどれだけのものか検討がつかないので、そのことを理解した上で利用するならば問題ないと思います。
松平さん
アプリを利用して、知らずに既婚者とお付き合いしていたという経験があって、相談所にいらっしゃった方もいます。
迷ったときの判断基準やアドバイス
お見合い→仮交際→真剣交際に進む際、迷った場合はどのような判断基準、アドバイスがありますでしょうか?
「会員様ご本人がどうしたいのか?」
ということが大事だと思います。
自分がどうしたいのかということを、面談でヒアリングするようにしています。
自分だけで考えていると気持ちの整理がしづらかったりするのですが、第三者と話すことで、自分の価値観が明確になっていくこともあります。
複数交際している時も、順番に「この人どうですか?」と質問しているだけなのですが、ご自分で話をしてご自分で気づいて答えを得ていきます。
松平さん
ご本人がどうしたいのか、深く丁寧に聞いていきます。
「こう思う」
「それはなぜですか?」
を繰り返していくと、ご自分の考えが明確になっていくようです。
短期成婚される方の特徴とは?
約半年間という短期間で成婚される方がいらっしゃると思います。
共通する特徴などは、ありますでしょうか?
・人の良いところを見つけて、人を好きになりやすい方
・ある程度勢いで行動決断できる方
・結婚したいという気持ちが強い方
慎重になりすぎて、自分の不安点や懸念事項を全て洗い出してからでないと先に進めない方は、時間がかかる傾向があります。
今後の目標など
今後目指している方向性や目標としているビジョンがあれば、お教えください。
相談所である以上、ご成婚は目指していきます。ただ、結婚にとらわれず、結婚に関する悩みを解消する場になれば良いなと思っています。
結婚にとらわれず、結婚に関する悩みを解消する場になれれば良いなと思っています。
・入会しなくても、私とお話しいただくことで結婚に関する悩みを解消できた
・活動した上で現実を知ることが出来て、身の回りの出会いを大事にしてご縁があった
こういう事でも良いと思っています。
相談所での成婚にこだわらず、結婚に関する悩みを解消できれば嬉しいです。
相談所のネガティブイメージ
相談所のイメージだけで避けている方も、多いのではないでしょうか。
実態はイメージとはだいぶ違うと思いますので、ぜひ一度、話を聞きに来て欲しいと思っています。
相談所の人と話すというと勧誘されるのが怖いと思っている方も多いです。でも、無理な勧誘でご入会いただいても、その会員様の活動はうまくいきません。
なので私は、ご自身で決断していただきたいと思い、勧誘は一切行いません。
少しでも結婚に関するお悩みのある方は、ぜひ一度お問い合わせいただけたらと思っています。
松平さん
ぜひ一度、カジュアルにお話しましょう。
まつひらさん、ありがとうございました。