婚活アプリを利用して知り合った女性又は男性が、たまたま遠距離の人だったというケース、ネット婚活では当たり前のようにあることです。
そのため、婚活アプリでは、遠距離恋愛はないのではないか?
このような声が聞こえてきそうですね。でも、実際はそんなことありません。
遠距離恋愛は、あり得ます。どういう仕組で、遠距離恋愛になってしまうのでしょうか?
婚活アプリ内で「遠距離の人」と出会うきっかけ
婚活アプリ内の検索では条件検索にてまずは近くのエリアを選択するでしょうから、遠距離の人は検索リストに表示されません。
しかし、近くのエリアで理想の人が見つからない場合は、どうしたら良いのでしょうか?
「出身地」で相手を選ぶというパターンが、出会える可能性が高い条件の一つです。
自分と同じ都道府県出身者であれば、親しみを持つと同時に、地元が同じであればさらに共通の話題もあることでしょう。
そして、出身地が同じということであれば、今は違い場所に住んでいても、Uターンで地元に戻ってくる可能性があるかもしれません。まずはアプローチしてみたくなります。
このように、同一出身地から相手探しをすることで、婚活中は遠距離恋愛になってしまうことは、充分にあり得ることです。
女性が婚活を利用して、地方から都市圏への引っ越しを想定することは、よくあることです。
日記から遠距離の人と知り合うパターン
婚活アプリ内で日記を書くと日記の新着情報ページへ掲載され、閲覧する人が多くなります。
(上の写真は、ブライダルネットの事例)
新着日記のいろいろな人の日記を読み進めていくと、この人の日記は面白いので更新された時は、必ず読みたいという人がでてきます。
日記を読み進めつつ、いいねボタンのクリックや、コメントを残すようになり、徐々に二人の距離が縮まります。
こうして、意図していなかったのですが仲良くなった相手が、偶然に遠距離のお相手だったというケースは存在します。
自然恋愛に近い感じです
では、遠距離のお相手と仲良くなってしまった場合、そのままお付き合いまで発展することは可能なのでしょうか?
遠距離のお相手とお付き合い
SNSで仲良くなった後最初のデートは、お互いの中間地点または、男性が女性のところへ出向く形になると思います。
遠距離の程度にもよりますが、1ヶ月に何回もお互い会うことは難しい距離の場合は、どうすればよいのでしょうか?
コレぐらいの距離であれば、まぁ、普通だと思います。
特に遠いとは感じない距離でしょう。
しかし、東京と大阪ぐらいの距離だと明らかに遠いので、遠距離恋愛と言えます。
東京と大阪は交通の便が良いので、遠距離とはいえ、割と頻繁に会うことはかのうですが、地方同士の遠距離だと、交通事情の悪さから、会う頻度は少なくなるのではないかと思います。
しかも遠距離恋愛だと、時間も交通費も会う都度積み上がり負担になってきます。
男性側の視点でみると、例えば彼女の家まで片道2.5時間だと、往復5時間です。
毎回会う度に、5時間を消費するって、大変なことですよね。
さらに、この距離だと片道5,000円は必要ですから、往復で10,000円です。
遠距離になると、もっと大変ですから会う回数を減らすしかありません。この場合は、ZOOMやLINE電話・Skypeが活躍することになります。
無料のテレビ電話、スカイプやLINE電話
遠距離恋愛だと会う回数は少なくなるかもしれませんが、今の世の中はとても便利です。情報通信機器が発達しているし、それに伴ったサービスが無料で提供されているからです。
お互いにスマホを持っている前提として、以下のアプリがあれば、無料でビデオチャットまたはオーディオチャットが可能です。
・iPhone同士の場合はフェイスタイム
・ZOOM
・スカイプ
・LINE電話
・Googleハングアウト
・Facebookチャット
多くの人はLINE電話を使っているケースが、多いのではないでしょうか。
家でWi-Fiがない場合は通信の総量規制があるため、ビデオチャットを長く通話するのは難しいかもしれませんが、オーディオチャットであれば、データ通信量の問題も気にせず電話可能です。
リアルに会えない分、遠距離恋愛ではこれらのアプリが大活躍しそうです。ラブラブの恋人になると、やはり2日に1回はビデオチャットしながら相手の顔を見たいものです。
格安SIM「LINEMO」が人気
データの総量規制を気にせず、ずっと話をしたいと思えば、LINEモバイルが最適です。
LINEのやり取りはもちろん、LINE電話、LINEビデオ電話のデータ通信量は一切カウントフリー(カウントされない)で月額500円という格安SIMです。
今使っている電話番号をそのままMNP(電話番号移転使用)するとなると、月額1,100円のプランになります。
いずれにしても、ドコモ、au、ソフトバンクなど大手通信キャリアのモバイル契約よりも、はるかに安い料金になることは間違いありません。
家にWi-Fiがあれば、データ通信量上限の心配は不要なのですが、アパート契約の無料Wi-Fiなどは、通信帯域が狭くてビデオ電話に耐えられない仕様のこともあります。
婚活の遠距離恋愛を機に、思い切ってLINEモバイルの月額1,100円という格安SIMに買い換えるという、選択肢もあります。
遠距離婚活で人生を変えるきっかけに
遠距離婚活は、距離が遠いことから、会える頻度が少なくなりますし、お互いに寂し思いをすることも多々あるでしょう。
さらに、結婚まで視野に入れて考えると、お互いの両親との面会や、友人関係、仕事、引越しなどデメリットがかなり多くあります。
近くの人と出会っていれば、そんな不便な思いをしなくて済むのです。さらに、会うとなると交通費も多く必要ですし、会う時間も限られます。
そんなデメリットだらけの遠距離婚活でも良いことがあります。それは、人生を変える事ができる力があるということです。
極端な例ですが、沖縄に住んでいた女性または男性が、遠距離婚活で結婚後東京に引っ越すことになったと想像します。
今までの人生が、ガラリと変わることを意味します。
つまり不便さだけに目を向けず、大きな変化を通して、明るい将来を想像するという遠距離婚活のメリットへ、目を向けてみるとワクワクしてくるのではないでしょうか。
引っ越して都会に住みたい
結婚したら都会に住みたい、東京に住みたいという方は意外と多いでしょう。自分の力では、思い切って東京へ引っ越すことができなかったけれども、結婚して引っ越すのであれば、周囲の応援も、引越し資金も味方につけることができます。
・憧れや便利さ
都会への憧れや、便利さといった観点で見ると、都会への引越しは非常に魅力的です。電車は5分も待たずどんどん来ますし、車を使わなくても公共交通機関の連絡網が張り巡らされているので、便利です。
・ステキなお店
都会には、おしゃれでステキなお店が沢山あります。テレビや雑誌で取り上げられているようなお店、地方には数少ないのは事実です。都会に入れば、全て行くのが難しいほど多くのステキなお店があるのは、都会の魅力です。
・各種イベントが盛り沢山
都会は情報の発信地として、いろいろなイベントが盛り沢山なので、毎日飽きることがありません。テレビで見たイベントや、商業施設に行きたいと思った時、都会に住んでいればスグに行くことができます。
地方から東京に憧れを持っている女性は、東京のような都市住まいの男性を狙い、遠距離婚活を選ぶのも人生の選択肢の一つです。
引っ越して地方に住みたい
都会のあこがれとは逆に、地方に住みたいと考えている人も最近は多いように思います。
都会での人混みに疲れた、心身ともに消耗してしまったのでゆっくりしたい、などの需要があるでしょう。また、人混みが苦手な人もいるでしょうし、生活費の安さ、住宅の安さ、土地の安さに魅力を感じる方も多いでしょう。
また、子育てという観点からは、地方ののんびりとした雰囲気と、空気がキレイで、どこでも自然で遊べる環境に魅力を感じることがあるかもしれません。
思い切って、地方住まいの異性にアプローチして、遠距離婚活で人生を変えるのも良いでしょう。
別居婚という選択肢
婚活で遠距離恋愛して結婚を考えているが、それぞれ強いこだわりがあり地元を離れたくないというカップルもいるでしょう。
そんな時は一つの選択肢として「別居婚」という考え方があります。
24時間、一緒にいる必要がないというライフスタイルのカップルならば、月に2回〜3回という会う日を設定することで、日常はそれぞれが独身のように、仕事や趣味を一生懸命に行うという生き方です。
もちろん、子供ができれば考え方が変わるのかもしれませんが、結婚した当初はそのまま独身状態の生活を続けることで、引越しのコストもかからないでしょう。
週末婚は単身赴任と同じ
別居婚と似たようなパターンですが、「週末婚」という考え方も一つの選択肢です。
お互いに「土日祝日」がお休みという前提として、週末だけ一緒に過ごすというケースです。ある意味、単身赴任に似ているような気がします。
それぞれの仕事や、生活スタイルによっては、日常は別居だけど週末は一緒に過ごす、という生活パターンもありではないでしょうか。
仕事は正社員又はパートなのか選択
遠距離婚活となると、結婚後の仕事について考える必要もあるでしょう。
大多数のケースとして、女性が男性のエリアに引越しするパターンが多いと思うのですが、仕事については今後どうするのか、二人でじっくりと話し合う必要があると思います。
子供ができたら専業主婦になるのか、正社員としてのキャリアを復活させるために職探しをするのか、あるいはパートや派遣で日銭を稼ぐ程度の収入を補うのかなど、選択肢は大きく分けて3つになります。
女性が看護師や医師、弁護士、公認会計士など知的労働系の職業の場合は、どこへ行っても求人は豊富にあるでしょうから、職探しに困らないといえます。
しかし、一般事務や営業等の場合は、結婚後の女性が正社員になれる可能性は、育児の時間を考えると難しいのではないでしょうか。このあたりは二人でじっくり話し合う必要があります。
男性側が引越しするパターン
遠距離婚活で、結婚時に男性が女性のエリアへ引っ越すパターンもあるでしょう。私自身、このパターンです。
ネット系の自営業のため、パソコン1台あればどこでも仕事ができるため、私は地元に住む必要が無いのです。
彼女は上場企業の正社員で、自分のキャリを大事にする価値観ですから、できれば現職を結婚後、出産後も続けていきたい。
そこで、私が都内へ引越することになりました。
最初は心理的に抵抗がありましたが、SUUMOなどで物件選びをしていると、学生時代以来、また都内に住めると思うとワクワクしてきます。このように、男性が思い切って引っ越しする側になる、というのも「あり」だと思います。
出会いがない人は「遠距離婚活」を狙え!
婚活アプリを利用している最中、マッチする人がいない、アプローチしても返事がない、出会えないなどでご苦労されている方は、割りと多いのではないでしょうか。
そんな時には、思い切って遠距離の異性を狙ってアプローチすると言う方法もありです。
遠距離からのアプローチを受けると、なぜそこまでして興味を持ってくれたのか、とアプローチされた本人は、非常に驚くはずです。
そこで、興味を持った箇所などを丁寧に説明し、共通の話題が有れば、質問をしてコミュニケーションをスタートするのが良いでしょう。
遠距離恋愛の婚活に関するまとめ
婚活の遠距離恋愛は、意図して遠距離を狙う場合と、意図せずに遠距離恋愛になってしまう場合があることを説明しました。
意図している場合は、都会に住みたい(または地方に住みたい)など、ご自分の希望を叶えるために、希望先の異性を狙ってアプローチするという方法です。
意図しない遠距離は、趣味や日記や出身地逆算などから知り合い、仲良くなってしまって遠距離恋愛になったという感じでしょう。
最近は遠距離恋愛で結婚するケースが多いようです。なぜそう言えるのか?
私自身が婚活した際、7社もの結婚相談所へ行き無料カウンセリングを受けました。その際聞いた話し、遠距離恋愛で成婚退会するケースが増えているということを言っていました。
ネット婚活をはじめ、コミュニケーションインフラ(LINE、Skypeなど)が発達しているため、距離の遠さを感じさせてないツールが有るためかもしれません。
遠距離恋愛は、出会って付き合う最初は、距離も問題もありお互いに大変でしょう。しかし、大変だからこそ愛情深くなり、困難を遺書に乗り越えようと、お互いの結びつきが強くなるという良い側面もあります。
また、遠距離恋愛の困難さは、これから繰り返し迫りくるであろう、人生の困難さに比べたら大したことがないのかもしれません。つまり、遠距離恋愛ごときで挫折していては、人生の困難さを乗り越えていけないでしょう。
勝手なことを申し上げましたが、そのぐらいの心構えで、遠距離恋愛を克服していけば良いのではないでしょうか。繰り返しますが、遠距離恋愛は特別なことではなく、事例ケースとしては多くなってきています。
出会いがない方は、思い切って遠距離恋愛を狙って、人生を大きく変えてみるのはいかがでしょうか?