30代で結婚を難しくする3タイプとは?
1、恋多き恋愛中心タイプ
2、バリキャリ仕事中心タイプ
3、恋愛奥手タイプ
なぜ結婚を難しくするのか、順番に解説していきます。
どうして素敵な人に出会えないんだろう?
「婚活しているのに、どうして素敵な人に出会えないんだろう」
そんなふうに思っていませんか?
よく引かれるデータなのですが、国民生活保障・人口問題研究所によると、約9割弱の独身者たちが、「いずれ結婚するつもり」と答えています。
これは若干の数値変動はあるものの、過去30年くらい大きく変わっていません。
また「婚活」という言葉が約10年前に生まれて以来、結婚相談所、相席居酒屋、婚活パーティ、婚活アプリ、街コンなどと、婚活できる場所も多様化してきました。
ことに近年、婚活アプリ、婚活パーティ、相席居酒屋などの安価で気軽に利用できるサービスは人気です。
こんなにも婚活できる場所がたくさんあるのに、婚活を成功させて結婚していく人たちは少ない。
なぜなのでしょうか?
実際に婚活している人たちの声を基に、どうしたら婚活が成功できるのかを一緒に考えていきましょう。
20代での結婚は簡単! でも、30代を超えるととたんに難しくなる
厚生労働省が算出している結婚平均年齢をご存知ですか?
男性が31.1歳、女性が29.4歳です(2015年調べ)。さらに年代別に見てみると、男女ともに20代で結婚する人が圧倒的に多いんです。
ところが30歳を過ぎると下がり始め、35歳を過ぎると結婚率は一気に下がります。
現在結婚相談所と婚活アプリを併用して婚活をしている由美さん(38歳)は、言います。
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由美さん38歳
「20代の頃は結婚について考えた時、“好き”という気持ちが最優先だった気がします。好きになって恋愛して、その延長線上に結婚を考えていた。
今みたいに相手の年齢とか条件を真剣に考えなかったし、男性が10歳年上でも恋愛できた。それが今は10歳上と言ったら48歳。そんなオジさんとは結婚できないって思ってしまうんです。
年収も気になる。私(年収420万)よりは稼いでいたほしい。38歳の女が言うセリフではないのはわかっているんですけど、妥協できない自分がいるんです」
34歳の佐知江さんも言います。
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34歳の佐知江さん
「今考えれば、28の時にプロポーズしてくれた人と結婚しておけばよかった。あの頃は仕事も楽しかったし、彼以外にも声をかけてくる男性が多かったから私も調子に乗っていた。
30を超えて33歳を過ぎた頃から、声をかけてくる男性がガクンと減ったのを感じるようになりました。しかも条件のいい男性はすでに結婚している。声をかけてくるのは結婚相手に見ることができない男性たちばかりなんです」
由美さんや佐知江さんのように30歳を超えると、女性は結婚するお相手の年齢や条件にこだわるようになります。
なぜでしょうか?
年齢にこだわる理由、それは結婚した後の出産を視野にいれた時、働き手になる父親は一歳でも若いほうがいいと思うからでしょう。
たとえば由美さんが10歳上の48歳の男性と結婚したら、すぐに出産をしても、子どもが小学校を卒業する時に男性は定年。
その後の中学、高校、大学の学費を考えたら、48歳の男性と結婚するのは不安になりますよね。
それが、「そんなオジさんとは、結婚できない」という彼女の言葉につながるのでしょう。
では、条件にこだわってしまうのはなぜか?
20代の頃は、条件よりも“好き”という気持ちを優先できたのに30歳を超えると“好き”だけでは結婚できなくなります。
これは積み上げてきた知識や人生経験が、感情だけで恋愛することに歯止めをかけるからです。
生活をするためにはお金が必要。
ここまで結婚しなかったのだから、夫にする男性にはある程度のステイタスがないと周りにも恥ずかしい。うわついた恋愛観よりも、現実を直視したり世間体を気にしたりするようになるのでしょう。
加えて結婚できる候補者は、年々少なくなっていきます。
また男性は男性で、歳を重ねるほどにできるだけ若い女性と結婚したがります。
子どもが欲しい男性は、家族を築くことを視野にいれると、出産する年齢に幅を持たせたいから35歳までの女性を希望するのです。
前出の国民生活保障・人口問題研究所によると『アラフォーになると結婚できるのは女性全体の1%程度』というデータも出ています。
さあ、この八方塞がりの状況をどう打破しましょうか。
結婚を難しくする3タイプの女性とは?
ここで、結婚を難しくしてしまう女性を3つのタイプに分けてみました。
① 20代の頃にたくさんの恋愛をしたものの、結婚に踏み切れずに30歳を超えてしまった、恋多きタイプ。
② 恋愛よりも仕事に没頭してきたバリキャリタイプ。
③ 恋愛に奥手で男性経験もないままに30代になってしまった、恋愛奥手タイプ。
あなたは、どこに分類されますか?
それぞれのタイプがどうやったら結婚に近づくことができるのかを、考えていきましょう。
①恋多きタイプは、恋愛と結婚は別だという認識を持つ
見た目も若々しくておしゃれで美人の沙知さん(37歳)は、まさにこのタイプ。沙知さんは、言います。
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美人の沙知さん(37歳)
30を過ぎてからは年下としかつきあったことがないんです。結婚するなら同世代か年下がいい。40代は結婚相手には考えられないし、どんなにお金があっても、50代は近い将来介護が待っていそうで嫌なんです
“年下としかつきあったことがない”は、恋多きタイプの女性がよく言う言葉です。実際年下の彼とつきあっている30代女性は多い。佳恵さん(35歳)もその一人なのですが、別枠でちゃかり婚活もしています。
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佳恵さん(35歳)
彼は7つ下です。月2くらいの割合で会っています。ただまだ20代なんで結婚には現実味がないんですよね。彼が結婚を言い出すのを待っていたら、私はどんどん年を取ってしまうので、内緒で1年前から婚活も始めました
ひとりをキープしておいて、別枠で婚活をする。
婚活をしていくうちにつきあっている彼を上回る男性が現れればいいのですが、現実はそう甘くはありません。
婚活がうまくいかなくなると、つきあっている彼氏のほうに帰っていきます。婚活と結婚しない彼の間を、行ったり来たりするのです。
婚活を高い確率で成功させたかったら、結婚を言い出さない彼とは潔く決別することが大切です。寂しさを味わわなければ、婚活に本気になりません。
また、恋多きタイプは、女子力があり見た目も若々しいので30歳を過ぎても男性から声をかけられることも多い。
そして、声をかけてくれた男性がイケてて押しが強いと安易にエッチをしてしまう。
エッチをすると、頭では“未来に結婚はない”とわかっていても、気持ちはどんどん引きずられていきます。恋が終わった時に大切な時間を無駄にしたことに気づくのです。
モテる女性ほど男性に出会った時に、結婚できる相手なのかどうかを見極めることが大切です。また結婚を言い出さない男性には、さっさと見切りをつける。
さらに付け加えるなら、20代の頃つきあっていた男性の条件を30代になっている自分にそのままスライドさせない。
男性の年齢、見た目、年収など条件の幅をもっと広げてみることが大切です。
②恋より仕事のバリキャリタイプは、男性の入りこむ隙を作りましょう
外資系金融で働く年収980万の裕子さん(38歳)は、3年前まで海外赴任していた才女です。
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裕子さん(38歳)
帰国して、思い切って3LDKマンションを買ったんです。キッチンとリビングが15畳あるんですけど、夜、そこに一人でいるとものすごく寂しい。ここで一人死んでいくのかと思ったら胸がしめつけられて、婚活を始めました
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里見さん(39歳)
商社で働く里見さん(39歳)も年収650万を稼ぐバリキャリ。1年前に本格的に婚活をスタートさせて、お見合いをしたり婚活パーティに参加したりしていますが、なかなかいい出会いがありません。
お見合いは20回以上しました。
結婚相談所が主催するパーティにも5、6回参加したかな。
でも、ピンとくる人がいないんです。
パーティに出ても、マッチングシートに番号を書きたくなるような人がいないんですよね
バリキャリタイプの女性は、自分に自信のある完璧主義者が多いのが特徴です。
“仕事ができる”という自負があるから、男性が女性を下に見るような発言をすると猛反発をします。
喋り方も理論的で、キレ味がいい。
グラビアアイドルやキャバ嬢のように女性の色気を売りものにして男性を獲得する女性を心のどこかで認めていません。
本当はしたたかなのに、男の前では可愛いらしくふるまう女性も嫌いです。
でも、男って単純ですから、色気があって、男を立ててくれたり、褒めてくれたりする女性が大好きなんですよ。
仕事では大いに男性と張り合ってもいいのだけれど、恋愛では肩の力を抜くことをあえてしてみましょう。
男性にモテる女性は、どうしたら男性が喜ぶか声をかけてくれるか、そのツボを知っています。
色っぽい女、弱い女、可愛い女を演じることも大切です。
モテる女性は、男性が入ってこられる隙を作っています。恋愛に大切なのは“好き”と“隙”、2つのスキです。
バリキャリ女性が自分を変えずに恋愛をしたいなら、自分よりも優秀で仕事の出来る男性を狙うのではなく、収入や言動で女性とは端から張り合おうとはしない草食系男子を狙ってみるのも1つの方法ですね。
③恋愛奥手タイプには、アドバイザー付きの婚活がオススメ
“シャイなので、男性を目の前にすると極度に緊張してしまう”という晴美さん(37歳)は、食事や映画に行くおつきあいはしたことがあるものの、男性と男女の関係になったことがありません。晴美さんのような恋愛に奥手タイプの女性は、恋愛や結婚に理想を追い求めてしまう傾向にあります。
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自己完結型の女性
私面食いなんですよね。もし結婚するなら長谷川博己さんみたいな方がいいんです
長谷川博己さん、確かに素敵ですよね。
でも俳優やタレントさんのようなルックスの男性を探すのは、至難の技です。
また、そうした男性が現れたとしても、自分からはアプローチができないはずです。
理想の男性を目の前にした時にどう恋愛したらいいかわからないし、結婚するには何から行動していいのかもわからない。
頭では考えすぎてしまうのですが、何の行動を起こすこともなく、こんな自己完結をしてしまいます。
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無理して結婚しなくてもいい女性の口コミ
いい人がいれば結婚もしたいけれど、どうしてもしたいわけではない。妥協してまで結婚したくない
このタイプは、“無理して結婚しなくてもいい”という建て前を、まずは取り外しましょう。
無駄な寄り道を避けるためにも、結婚を前提にした出会いができる場所に出ていくことをお勧めします。ただし手軽な婚活パーティ、相席居酒屋には、独身を装った既婚者も混じっています。
入会のチェックが甘く誰でも登録できるネット婚活には、女性の“結婚したい”という気持ちにつけこんで近づき、高価な宝石、着物、マンションなどを購入させる『デート商法』がはびこっています。
また、結婚をチラつかせて、高額な保険の勧誘を迫ってくる男性もいるので気を付けなくてはいけません。
恋愛奥手タイプの女性には、仲人やアドバイザーが相談に乗ってくれるキチンとした結婚相談所での婚活がいいでしょう。
そこで出会いを繰り返し、プロのアドバイスを受けながら、男性とデートを重ねていく。それが結婚相手を見つけることにつながっていくと思います。
お相手を『減点法』ではなく『加点法』で見る。
最後に、少し厳しいことを書きます。
“婚活がうまくいかない”女性に共通していること。
それは、お相手を“選ぼう”とする気持ちが強い。“選ばれる”ための努力をするのではなく、常に“選ぶ”ことばかりに目がいってしまっているんです。
すでに25回のお見合いをし、それでも“運命のお相手に巡り会えない”と言っている恵美さん(35歳)が、26回目のお見合いの後、交際に入った男性から来たLINEについて、こんなことを言いました。
“こんにちは”を“こんにちわ”って、書いて来たんですよ。私、こういう間違いって許せないんです。
それに、40を過ぎの男性が、ヘンなオジさんが横歩きしながら“よろぴく”とか言ってるスタンプを送ってくる。名のある大学を卒業しているのに、なんて幼稚なんだろうと思いました
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恵美さん(35歳)
“重箱の隅をつつく”という諺がありますが、こんなに細かいことにいちいちこだわっていたら、誰とも結婚できません。100パーセント理想にかなう人は、世の中に存在しないのですから。
また、お見合いから交際に入り毎日メールを送ってくる男性に、貴恵さん(38歳)はこういいます。
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貴恵さん(38歳)
まだ2回しか会っていないのに、すごい前のめりのメールがくるんですよ。私のことを褒めてくれるのはいいけれど、どうもポイントがズレていて
男性が前向きに向き合おうとしたり、一生懸命にやさしさを与えてくれたりしているのに、それが素直に受け取れない。それどころか、上から目線のジャッジをする。
これは、現在主流になっているネット婚活の弊害ではないかと、私は思っています。
条件ありきの出会いなので、人を好きになるという感情よりも先に条件に目がいってしまう。
“一流大学を卒業しているのに、メールに誤字脱字が多い”
“40代の男性なのにスタンプばかり送ってくるのは幼稚”
という具合に条件と照らし合わせてどんどん減点していくんですね。好きになってしまえば目を瞑れるささいなことにも、いちいち反応してしまうんです。
条件ありきの出会いだからこそ、「減点法」ではなく「加点法」でお相手を見ないと、結婚は遠のいていきます。
結婚は、「選ぶこと」と「選ばれること」がイコールにならなければ成立しないという単純なルールを、ぜひもう一度胸に刻んでみてください。
“婚活がうまくいかない”と苦戦している女性は、出会いの数を重ねることも大切ですが、まずはあなた自身のマインドを変えてみてください。
がんばりましょう。応援しています!
最短結婚ナビゲーター:鎌田れいさんに執筆して頂きました!